良子…二股の恋?
話題を変えた。
由美の浮気について語り始める。
由美の派手な男関係について私は真愛さんの意見を伺ってみた。
真愛さんは答える。
「あの人ったら、何股かけているのかしら?
あんな男付き合い、私は関心しないわね」
「真愛さんも、そう思うんだ」
「まあね。荻島さんは、どう思ってる?」
「雅美にも同じような事を言ったけど、由美自身がどんな形での男付き合いしようと…私は関係無いって思ってるの。アンタの好きなように…って感じかな?」
「森山さんはどう思うかしら?」
「どう思うかって?」
「自分の恋人が浮気している事は知らないって、倉沢さんが言ってたんでしょう?」
「うん…」
由美の男関係には別に興味なんてない私だけど、
─拓也がどんな気持ちになるか?─
それだけが気になる。
もう、恋人同士でも友達同士でもないのに、拓也の事が心配になってしまう。
やっぱり私、拓也の事が今でも…好き?なんだ。
「森山さんが気付くのも、時間の問題かしら?」
「きっと、ショックを受けるわ。彼って、意外と傷付き易い男だから」
真愛さん、しばし間を置いて…、
「荻島さん、何か…考えているでしょう?」
「え? ハァ…」
当たってる!
真愛さんの言った通り、私は拓也に…何かやろうと考えていた。
具体的に何をすればイイのか?
それは分からない。
でも、何かやりたいと言う思いが込み上げて来るのだ。
そんな不思議な感覚に心が揺れ動く私に、真愛さんは忠告する。
「下手に、首を突っ込まない方がイイわよ」
「又何か、透視でも?」
「倉沢さんから話しを聞いた時からかな?
宮末さんの浮気を巡って、何かゴタゴタが起きそうな感じを受けたのよ」
「どんな?」
「ハッキリは分からないわ。今説明出来るのは…、これは荒れるかもしれない…って事だけ。とにかく、荻島さんはなるべくなら、ゴタゴタが起きても下手に関わらない事。
森山さんに何か遭っても助けようなんて考えは?、だからね」
「分かった…」
と返事した私だけど…、
どうも…素直な気持ちにはなれない。
真愛さんは心の中でこう呟く。
(どうせ荻島さんの事だから、ゴタゴタが起きたら首を突っ込むわね)
つづく
由美の浮気について語り始める。
由美の派手な男関係について私は真愛さんの意見を伺ってみた。
真愛さんは答える。
「あの人ったら、何股かけているのかしら?
あんな男付き合い、私は関心しないわね」
「真愛さんも、そう思うんだ」
「まあね。荻島さんは、どう思ってる?」
「雅美にも同じような事を言ったけど、由美自身がどんな形での男付き合いしようと…私は関係無いって思ってるの。アンタの好きなように…って感じかな?」
「森山さんはどう思うかしら?」
「どう思うかって?」
「自分の恋人が浮気している事は知らないって、倉沢さんが言ってたんでしょう?」
「うん…」
由美の男関係には別に興味なんてない私だけど、
─拓也がどんな気持ちになるか?─
それだけが気になる。
もう、恋人同士でも友達同士でもないのに、拓也の事が心配になってしまう。
やっぱり私、拓也の事が今でも…好き?なんだ。
「森山さんが気付くのも、時間の問題かしら?」
「きっと、ショックを受けるわ。彼って、意外と傷付き易い男だから」
真愛さん、しばし間を置いて…、
「荻島さん、何か…考えているでしょう?」
「え? ハァ…」
当たってる!
真愛さんの言った通り、私は拓也に…何かやろうと考えていた。
具体的に何をすればイイのか?
それは分からない。
でも、何かやりたいと言う思いが込み上げて来るのだ。
そんな不思議な感覚に心が揺れ動く私に、真愛さんは忠告する。
「下手に、首を突っ込まない方がイイわよ」
「又何か、透視でも?」
「倉沢さんから話しを聞いた時からかな?
宮末さんの浮気を巡って、何かゴタゴタが起きそうな感じを受けたのよ」
「どんな?」
「ハッキリは分からないわ。今説明出来るのは…、これは荒れるかもしれない…って事だけ。とにかく、荻島さんはなるべくなら、ゴタゴタが起きても下手に関わらない事。
森山さんに何か遭っても助けようなんて考えは?、だからね」
「分かった…」
と返事した私だけど…、
どうも…素直な気持ちにはなれない。
真愛さんは心の中でこう呟く。
(どうせ荻島さんの事だから、ゴタゴタが起きたら首を突っ込むわね)
つづく
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