携帯小説!(PC版)

過哭

[223]  一月  2008-07-07投稿
かすかな泣き声を聞いた
夕立が迫る夏の黄昏

目を細めて
遠くを見れば

かつての自分が
そこに居た

闇に埋もれ
目を閉じ、耳を塞ぎ
折り畳んだ膝に
顔を埋めて
うずくまっている

何をそんなに
怯えているのか

何がそんなに
悲しいというのか

何を求め、何を拒み
何を憎み、何を愛すのか

己のことがわからずに
行き詰まって泣いている

震えるその手を
今、取ろう

何も恐れることはない
君の未来はここにある

ありのまま
無我であろうと突き進め

ここで私が待っている
君の望みをすべて叶えて
私がここで待っている

今、目を開けて
耳をすまして
一歩、一歩前にむかって

輝く未来が約束された
その道だけを
見失わずに突き進め

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