竜に捧げる鎮魂歌[2-3]
世界を支える5匹の竜。
[闇の黒竜][水の青竜][炎の赤竜][光の金竜][風の銀竜]
「この5匹は15年前の6匹目が死んだ日、そして君が生まれたその日に異界・・・『竜の国』からすでにそれぞれと同じ色の最も強い竜を選び、その竜に世界を支える役目を継承させた。」つまり6匹目が死んだその日にそれまで世界を支えていた5匹は次の新しい竜にその役目を譲ったのだ。
「俺が生まれた日に?」
「そう、6匹目が死んだ日に。」
フィディルは ふぅ、と息をつく。
「だけど先代の6匹目は選んだ次の6匹目を誰にも教えないらしくて。まぁ選ばれた子は目が赤いからすぐに見つかるけど。」
そう言ってフィディルは自分の髪の先端をいじくる。「僕はその子を探してたんだ。」
「・・・ふ〜ん。・・・で、見つかったのか?」
オーリュののんきな声に、今度はフィディルが驚いた顔をする。
「・・・あっきれた。まだ分かんないの?君が6匹目だよ。」
「・・・はぁ??」
「君が先代6匹目に選ばれた者。世界の成立には絶対必要とされている次代の6匹目、『赤眼の竜王』だ。」
[闇の黒竜][水の青竜][炎の赤竜][光の金竜][風の銀竜]
「この5匹は15年前の6匹目が死んだ日、そして君が生まれたその日に異界・・・『竜の国』からすでにそれぞれと同じ色の最も強い竜を選び、その竜に世界を支える役目を継承させた。」つまり6匹目が死んだその日にそれまで世界を支えていた5匹は次の新しい竜にその役目を譲ったのだ。
「俺が生まれた日に?」
「そう、6匹目が死んだ日に。」
フィディルは ふぅ、と息をつく。
「だけど先代の6匹目は選んだ次の6匹目を誰にも教えないらしくて。まぁ選ばれた子は目が赤いからすぐに見つかるけど。」
そう言ってフィディルは自分の髪の先端をいじくる。「僕はその子を探してたんだ。」
「・・・ふ〜ん。・・・で、見つかったのか?」
オーリュののんきな声に、今度はフィディルが驚いた顔をする。
「・・・あっきれた。まだ分かんないの?君が6匹目だよ。」
「・・・はぁ??」
「君が先代6匹目に選ばれた者。世界の成立には絶対必要とされている次代の6匹目、『赤眼の竜王』だ。」
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