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良子…二股の恋?

[337]  ぐうりんぼ  2008-07-07投稿
「アキトぉ!」

「由美ィ!」

ベッドの中で激しく抱き合う由美とアキト。

2人同士のHは初めてではない。

色んな男どもと付き合っている中で唯一、由美が体を許しているのはアキトだけなのだ。

勿論、森山拓也とのHの回数はゼロである。

アキトのたくましい体が、比較的小柄な由美の裸体を包み込む。

互いの愛を確かめ会う至福の時である。

一息付く…。

アキトはベッドから起き上がり、傍らのテーブルに置いた煙草とライターに手を伸ばした。

由美も起き上がって、同じテーブルに置いた飲みかけのペットボトルの緑茶に手にして、グィっと飲み干した。

アキトは顔しかめたまま、?を吹かす。

「由美はサァ…、俺の事…どう思ってるの?」

「愛してるに、決まってるじゃない」

「イイ加減な事、抜かしてんじゃねえよ」

「なーによ、私を信じてないって言い方」

「俺、知ってんだよね。オメェが、色んな男と浮気してんの」

今の、アキトの台詞に由美はビックリ!

「知ってたんだ」

「俺が何も知らねえと思ってんの?
街でオメェが…、他のヤツとデートしてんの俺の仲間が見てんだよね。
オメェがその連中の中で一番親しくしているのが…、森山拓也ってヤツ」

「1年前に、フレンドリーで知り合った東都大学生だよ」

「そいつの事、惚れてんの?」

ニヤリと微笑む由美。

冷やかすような口調で答える。

「惚れてる…って言ったら?」

「別れろよな。出来なきゃ、俺がそいつをぶっ殺すから」

苦笑する由美。

「アキトって、マジ…怖い。すぐムキになるし」

「真剣に言ってんだぜ俺。浮気なんて、絶対に許せねえよ」

「分かってるよ。
もうあまり、浮気なんてしないから。
森山拓也とは別れるつもりだし」

「そう、しろよ。
何かあった時は、加勢すっから」


つづく

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