恋、二度(ふたたび) 90
住宅街のはずれにある神社は意外に賑わっていた。私達はまず本殿にお参りして屋台を見て回った。
私は男の人が多くて少し震えていたけど、夏希くんが私の腰に手を添えて、しっかりとエスコートしてくれたからすぐに収まった。前からぶつかりそうになる人は、香緒里と涼平さんが盾になって、ぶつからないように守ってくれた。
みんなのこの何気ない無意識の行動が、私は本当に嬉しくて、自然と涙が溢れてきた。 「真愛…怖いのか?」
「ううん…大丈夫…」
「でも泣いてるやん。辛かったらすぐ神社から出るで」
「違うの…嬉しいの…身体は震えてないでしょう」
「そう言えば…じゃあ、どうして?」
私は涙を拭きながら、その理由を言った。 「それが仲間なんやで。みんな真愛の事が分かってるから自然にできるんや。悟志と美樹さんがいても、多分同じ事してくれるよ」 「うん…」
「だからそんなんで泣いたらあかん」
「うん…」
結局私達はたこ焼きだけ買って、神社を後にした。
帰りものろけ話しで盛り上がったが、今度は私と香緒里の、のろけ合いだった。
私は男の人が多くて少し震えていたけど、夏希くんが私の腰に手を添えて、しっかりとエスコートしてくれたからすぐに収まった。前からぶつかりそうになる人は、香緒里と涼平さんが盾になって、ぶつからないように守ってくれた。
みんなのこの何気ない無意識の行動が、私は本当に嬉しくて、自然と涙が溢れてきた。 「真愛…怖いのか?」
「ううん…大丈夫…」
「でも泣いてるやん。辛かったらすぐ神社から出るで」
「違うの…嬉しいの…身体は震えてないでしょう」
「そう言えば…じゃあ、どうして?」
私は涙を拭きながら、その理由を言った。 「それが仲間なんやで。みんな真愛の事が分かってるから自然にできるんや。悟志と美樹さんがいても、多分同じ事してくれるよ」 「うん…」
「だからそんなんで泣いたらあかん」
「うん…」
結局私達はたこ焼きだけ買って、神社を後にした。
帰りものろけ話しで盛り上がったが、今度は私と香緒里の、のろけ合いだった。
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