恋、二度(ふたたび) 95
「真愛、寝ててもかまへんで」
帰りの車の中で夏希くんは運転しながら、 私の様子をちらちら見て言った。
「大丈夫よ…それよりちゃんと前を向いて運転してね。事故なんか嫌だよ…」
「分かってるよ。俺の運転を信じなさい」 「うん…」
「なんか信じられないよな…真愛ちゃんがこんなに楽しそうに喋るの…」
「そうかな…美樹と三人だったらいつもこんなんよ、元々は明るい娘なんよ…」
「でもそれは女の子同士の時だろう…男がいたら…」
涼平さんはそこで言葉を切った。
「それはね、夏希くんや涼平さんが、私に魔法をかけてくれたからよ…」
私は昨夜感じた事を口にした。
「魔法…どんな?」 夏希くんもその言い方が理解できなかったみたい…
「つまり…涼平の、弱い仲間をいたわるという無意識の気持ちと、夏希くんの真愛への一途な愛情…だよね」 香緒里が助け船を出してくれた。
「でも…二人以外の男の人には自信がないけど…」
「つまり涼平にも、好意を持ち始めたっていうことや」
夏希くんはとても嬉しそうだった…
帰りの車の中で夏希くんは運転しながら、 私の様子をちらちら見て言った。
「大丈夫よ…それよりちゃんと前を向いて運転してね。事故なんか嫌だよ…」
「分かってるよ。俺の運転を信じなさい」 「うん…」
「なんか信じられないよな…真愛ちゃんがこんなに楽しそうに喋るの…」
「そうかな…美樹と三人だったらいつもこんなんよ、元々は明るい娘なんよ…」
「でもそれは女の子同士の時だろう…男がいたら…」
涼平さんはそこで言葉を切った。
「それはね、夏希くんや涼平さんが、私に魔法をかけてくれたからよ…」
私は昨夜感じた事を口にした。
「魔法…どんな?」 夏希くんもその言い方が理解できなかったみたい…
「つまり…涼平の、弱い仲間をいたわるという無意識の気持ちと、夏希くんの真愛への一途な愛情…だよね」 香緒里が助け船を出してくれた。
「でも…二人以外の男の人には自信がないけど…」
「つまり涼平にも、好意を持ち始めたっていうことや」
夏希くんはとても嬉しそうだった…
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