携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 恋、二度(ふたたび) 105

恋、二度(ふたたび) 105

[169]  よしゆき  2008-07-09投稿
「私、小さい時からお祖母ちゃん子でね、お祖母ちゃんも私を可愛いがってくれて、色々な事を教えてもらったわ…」
「真愛ってさぁ、ひょっとして良いとこのお嬢さんなん?」
「まさか…父は普通のサラリーマンよ…」 「良かった…」
胸を撫で下ろすような言い方で、夏希くんは溜息をついた。
「私ね、三歳の時から日舞を習ってたの…それでね、将来役に立つからって、お祖母ちゃんが着付を教えてくれたの…独りで着物を着れるようになったのが二年生の頃かな…」 「…」
「着物を着れるようになったら、急に大人になった気がして、お祖母ちゃんが趣味でしていた、お華の真似ごとをして花を活けたり、お茶の真似ごとをして茶筅で掻き回したり…お祖母ちゃんとっても喜んで、私に正しい作法を次々と教えてくれたの…」
「だからスーパー大和撫子なんや…」
「それは言い過ぎだけど…」
私は照れながら続けた。
「お母さんも働いてたから、三年生ぐらいでお祖母ちゃんと夕食の支度なんかしていて、お料理も教えてもらったの…それが今役に立ってるんだ…」

感想

感想はありません。

「 よしゆき 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス