Dear R
いつも一緒だった。
最高にうるさくて
最高に気分屋で
最高に自己中
だけど
最高に気の合う奴だった
「大金持ちになる」
それが奴の夢。
馬鹿丸出しの夢を
何時間も熱く語ってた。
覚えてるかな?
私が病気で死にそうになった時、真っ先に駆け付けて来て、涙流しながら私に言った言葉。
「生きろ!!死ぬな。死んだらお前タダじゃおかねぇ〜からな。」
その言葉
アンタにそのまま返すよ。
ねぇ聞えてるなら
今すぐ目開けて
いつもみたいに言ってよ
「嘘〜ッ。何騙されてんだよ。」
ってさ…。
そしたら私が
マジ切れして
喧嘩がまた始まるんでしょ?
ねぇ黙ってないで
何か言ってよ。
何で?
何で何も言わずに逝くんだよ…。
本当馬鹿だ。
アンタの馬鹿な夢も
アンタと一緒に行くはずだったライブのチケットも
アンタが部屋に置いてった服も
どうするんだよ…。
何もかも信じられないけど、今目の前のアンタは、今まで見た顔の中で一番安らかな顔してるね。
気付いてあげられなくて
ごめんね。
一番側に居たはずなのに…
ずっと嘘付いてて
ごめんね。
私はアンタが大好きだった…
意地悪ばっかして
ごめんね。
もっと優しくしとけば良かった…
心が壊れそうだよ。
涙が止まんないや。
ねぇもし聞えてるなら
ずっとそこで見てて
私はアンタの分まで
生きてやる。
アンタの叶えられなかった夢叶えて自慢してやる。
今はボロボロだけど
いつかアンタの墓の前で
「どんなもんだっ!!!」
って大口開けて笑ってやる。
何だかんだ言っても
アンタは私の大親友だった。
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