Sky at dawn〜青の夢〜1.>>
城門をそれぞれの馬に乗り出て行く。
その姿をバルコニーからじっと見つめる。
いつの間にか亡くなった妻に似て美しく成長した愛娘。
父として、
どれだけ接する事が出来ただろうか。
王として、
どれだけ期待に答えられただろうか。
女 「よかったのですか?」
振り返ると、白いローブを身に纏い顔にペイントが施された女性がいた。
彼女には名がない。
アセンズ王国付きの聖者 王の相談役であり
国それそのモノでもある。
王は彼女をアセンズと呼んだ。
王 「アセンズか‥。」 彼女は王の隣に立ち同じように見つめる。
王 「いよいよなのだろう。」
女 「はい。大地の言葉にそうあります。」
彼女は大地“アセンズ”の声が聞こえる。
彼女は人ではない。
では何か?
それは誰も答える事は出来ないだろう。
大地の人そう呼ばれている。
王 「私はあの子に生きて欲しい。」
彼女には語れる本音。
王 「王として失格だな…」
女 「ですが、人として‥親として正しいのではないでしょうか。」
そんな風に彼女が言った事に驚いた。
だがそれは、とても嬉しいものだった。
王 「そうか‥」
自然と笑顔が浮かぶ。
深い森の中
その中央に建つ塔
最上階に少女がいた。
美しい水色の髪が肩で揺れる。
同色の瞳
可愛らしい女の子。
だが、15才の少女と思えぬ程冷めた目をしていた。 少女は待っている。
これから来る短い未来を…。
その姿をバルコニーからじっと見つめる。
いつの間にか亡くなった妻に似て美しく成長した愛娘。
父として、
どれだけ接する事が出来ただろうか。
王として、
どれだけ期待に答えられただろうか。
女 「よかったのですか?」
振り返ると、白いローブを身に纏い顔にペイントが施された女性がいた。
彼女には名がない。
アセンズ王国付きの聖者 王の相談役であり
国それそのモノでもある。
王は彼女をアセンズと呼んだ。
王 「アセンズか‥。」 彼女は王の隣に立ち同じように見つめる。
王 「いよいよなのだろう。」
女 「はい。大地の言葉にそうあります。」
彼女は大地“アセンズ”の声が聞こえる。
彼女は人ではない。
では何か?
それは誰も答える事は出来ないだろう。
大地の人そう呼ばれている。
王 「私はあの子に生きて欲しい。」
彼女には語れる本音。
王 「王として失格だな…」
女 「ですが、人として‥親として正しいのではないでしょうか。」
そんな風に彼女が言った事に驚いた。
だがそれは、とても嬉しいものだった。
王 「そうか‥」
自然と笑顔が浮かぶ。
深い森の中
その中央に建つ塔
最上階に少女がいた。
美しい水色の髪が肩で揺れる。
同色の瞳
可愛らしい女の子。
だが、15才の少女と思えぬ程冷めた目をしていた。 少女は待っている。
これから来る短い未来を…。
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