竜に捧げる鎮魂歌[2-6]
「お前・・・が?」
金の竜?
「だって、どう見ても・・・人間・・・」
「僕はちょっと『例外』だけど、竜は人間にくらいは変身できるよ。」
失礼だね。とフィディルはオーリュに近づき、その赤い瞳をのぞきこむ。
「だけど意外だな。もう知ってると思ってたのに。一番[何も知らない]僕から説明をうけるなんて、オーリュも運が悪いね。」
「・・・[何も知らない]?」充分普通の人が知らないことを知っていると思うが。「他の竜は多分なぜ6匹目がいるのかも知ってるよ。僕は5匹の中で一番若いから・・・そこまでは知らないんだ。」
「そうなのか?」
「そうなのさ。・・・さて、まず他の竜が来るまで待つか、探さないとね。旅にでも出る?僕のいうこと、なんでも聞くって約束したよね?」
「・・・なっ!?だから俺はここで人を・・・・!!」
焦りだしたオーリュを見てフィディルは笑いだした。「あはははっ!!冗談だよ!!竜は6匹目のところに自然と集まる。待ってればあちらからやってくるよ。」
そう言ってフィディルはオーリュの横を通り過ぎてドアの方へ歩いて行く。
金の髪がオーリュの顔をかすった。
金の竜?
「だって、どう見ても・・・人間・・・」
「僕はちょっと『例外』だけど、竜は人間にくらいは変身できるよ。」
失礼だね。とフィディルはオーリュに近づき、その赤い瞳をのぞきこむ。
「だけど意外だな。もう知ってると思ってたのに。一番[何も知らない]僕から説明をうけるなんて、オーリュも運が悪いね。」
「・・・[何も知らない]?」充分普通の人が知らないことを知っていると思うが。「他の竜は多分なぜ6匹目がいるのかも知ってるよ。僕は5匹の中で一番若いから・・・そこまでは知らないんだ。」
「そうなのか?」
「そうなのさ。・・・さて、まず他の竜が来るまで待つか、探さないとね。旅にでも出る?僕のいうこと、なんでも聞くって約束したよね?」
「・・・なっ!?だから俺はここで人を・・・・!!」
焦りだしたオーリュを見てフィディルは笑いだした。「あはははっ!!冗談だよ!!竜は6匹目のところに自然と集まる。待ってればあちらからやってくるよ。」
そう言ってフィディルはオーリュの横を通り過ぎてドアの方へ歩いて行く。
金の髪がオーリュの顔をかすった。
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