恋、二度(ふたたび) 115
私達は、夏希くんの家を出ると、電車に乗ってあのバーに向かった。電車の中は初詣での帰りとか、これから遊びにいくグループ等がたくさんいて、かなり混んでいた。
私は電車が揺れる度に身体を固くしていき、どんどん口数が減ってきた。夏希くんはなるべく私が誰にも触れないように、私の右側が連結部の扉につくようにしてくれた。私はできるだけ夏希くんにしがみついて、彼も私を右手で抱いていてくれた。
十分程我慢していたら終点の梅田に着いたけど、私達が最後に電車を降りた。
「真愛…大丈夫か…?少し座ろうか?」
「ううん…大丈夫…夏希くんが…いてくれたから…」
昔に比べたらましになったけど、やっぱりまだ夏希くんが居なかったら…
東通りにあるバーにむかって歩いている間も、夏希くんが私を抱いていてくれたので、ようやく震えはなくなってきた。
「ありがとう…夏希くん…」
「もう大丈夫か?」 「うん…」
夏希くんの優しさは私にとってはこれ以上ない魔法だよ…
私は電車が揺れる度に身体を固くしていき、どんどん口数が減ってきた。夏希くんはなるべく私が誰にも触れないように、私の右側が連結部の扉につくようにしてくれた。私はできるだけ夏希くんにしがみついて、彼も私を右手で抱いていてくれた。
十分程我慢していたら終点の梅田に着いたけど、私達が最後に電車を降りた。
「真愛…大丈夫か…?少し座ろうか?」
「ううん…大丈夫…夏希くんが…いてくれたから…」
昔に比べたらましになったけど、やっぱりまだ夏希くんが居なかったら…
東通りにあるバーにむかって歩いている間も、夏希くんが私を抱いていてくれたので、ようやく震えはなくなってきた。
「ありがとう…夏希くん…」
「もう大丈夫か?」 「うん…」
夏希くんの優しさは私にとってはこれ以上ない魔法だよ…
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