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ワーキング・プアからの脱出 50

[397]  楽園 海風  2008-07-12投稿
布団の中に在るはずの右腕に目を移すと、胴体と布団に邪魔されて見えません。見えないなって思った瞬間、光の右腕が、スーって感じで布団を通り抜けて現れました。
「あっ!」
叫んだ瞬間、それまで真っ暗闇だった周囲が、突然真昼のように明るくなり、今まで暗くて見えなかった壁の時計が、ちょうど3時を指しているのが見え、1メートル位上に浮き上がるように感じました。それと同時に全てから解放されるような爽快感と、自分の持っている全ての感覚の圧倒的な拡大を感じました。真っ暗闇のはずの周囲が真昼のような明るさに感じたのは、その一部であると、後で理解しました。感覚の拡大については後程詳しく記しますが、まずは私の体験の続きに話を戻します。私はすぐに体、これは肉体では無く、私自身であるエネルギー体を180度反転して真下を向きました。これは瞬間に行われました。肉体を動かす場合、まず私自身であるエネルギー体が動く命令を肉体である脳に命令し、脳はその命令を各筋肉に伝える電気信号に変換し、その信号が神経組織を通じて各筋肉に伝達されて始めて動けるわけですが、エネルギー体である私自身は思念と同時に行動が完了します。予想通り、真下には私自身が使用している肉体が横たわっていました。そう、これは私が最初に経験したアストラル・プロジェクション、幽体離脱の瞬間でした。
つづく

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