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Sky at dawn〜青の夢〜1.>>>

[450]  2008-07-14投稿
 塔のある森は馬で入る事は難しく、
 2人は徒歩で森の中を走っていた。
 嫌な予感がしていた。
 それは塔に近づけば近づく程に…強くなっていく。 クルー 「ロラン様」
 クルーもそれを感じていた。
 走っていくうちに何人もの人が倒れているのが目についた。
 慌てて駆け寄るがもう動いている者はいなかった。 クルー 「急ぎましょう。夢見様が心配です。」
 動けなかった。
 分かっているのに。
 クルー 「ロラン様!」 動け
 ロランは歯を食い縛り顔を上げる。
 ロラン 「行きましょう。」
 進もう
 この先にある塔へ。


 シード 「私はここで尽きる…だけど貴方たちの幾人かもまた共に死ぬわ。」 化け物に囲まれ、仲間たちが次々と倒れていく。
 それでも淡々と無表情に言葉を紡ぐ。
 シード 「ほら、来ちゃた。」
 階段を駆け上がる2つの足音が近づく。
 ロラン 「夢見様!」
 勢いよく踏み込む2人
 手に大剣を持ったクルーが化け物を払う。
 シード 「ようこそ、ロラン=ローディア=アセンズ王女。」
 可愛らしく淡い青のローブの裾を持ち上げ会釈する。
 シード 「第15夢見を継承しましたシードです。」 ロラン 「…貴方が」
 少し驚いた。
 夢見様がこんなにも幼いなんて…
 だが化け物の気配に気付き視線を交わす。
 ロラン 「ここを出ます!」
 剣を構え直すとクルーが右、ロランが左へ切りかかる。
 シード 「私はここまでよ。」
 ロラン 「必ず守ります!」
 弱気になっている、そう思った。
 だがそれは違っていた。 シード 「私の見た最初の夢よ。」
 ……
 夢見の夢は必ず的中する夢。
 そして初めの夢は皆同じ夢。
 自分自身の死の夢。
 外れない夢
 シード 「ロラン王女。私は貴方を待っていたの。第16夢見を継承する貴方を…。」
 何を言ってるか分からない。
 夢見を継承する?
 混乱して一瞬隙が出来る しまったと思った時には、もう化け物の爪が目の前にあった。
 ギリギリのところをクルーに助けられた。
 腕を飛ばされ化け物が悲鳴を上げる。
 グギャアアアア!!!
 クルー 「死にたいのか!!」
 その声にハッとし、
 化け物に止めをさす。
 シード 「夢見の見る夢は違わない。故にその責任は大きい。忘れないでね。」

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