恋、二度(ふたたび) 126
「夏希くん…どうかなこの格好…?」
「うん、昨日の方が好きやけど、その振袖姿も好きやな…」
「髪型で大人っぽくしたんだけど…?」 「真愛の魅力は振袖姿がよく似合う事やから…」
「ひど〜い…私には洋服が似合わないみたいな言い方…」
「ち、違うよ。何を着ても似合うけど、振袖を着た真愛が、一番大人の女性に見えるって言いたかったんだ」
なんか慌てて言い繕っている感じだったけど…
話をしながら歩いたら、駅まで十五分程かかる道もあっと言う間だった。
始発駅だったので、二人掛けの座席に座る事ができた。私は窓際で、夏希くんが通路側に座った。
「怖くないか?」
「この席なら、夏希くんしか座らないから大丈夫…だと思う…」 「やばくなったら言うんやで…」
「うん…」
しばらく外を見ながら夏希くんと話していたけど、三つ目の駅でたくさんの人が乗ってくると、段々心臓の鼓動が早くなってきて、身体が震えてきた。 「夏希…くん…」
「やばいか?」
「ちょっと…」
夏希くんは何も言わずに、私を抱き寄せて頭を撫で始めた。私も彼にされるがままにしていたら、段々不安感が薄れていった。
「うん、昨日の方が好きやけど、その振袖姿も好きやな…」
「髪型で大人っぽくしたんだけど…?」 「真愛の魅力は振袖姿がよく似合う事やから…」
「ひど〜い…私には洋服が似合わないみたいな言い方…」
「ち、違うよ。何を着ても似合うけど、振袖を着た真愛が、一番大人の女性に見えるって言いたかったんだ」
なんか慌てて言い繕っている感じだったけど…
話をしながら歩いたら、駅まで十五分程かかる道もあっと言う間だった。
始発駅だったので、二人掛けの座席に座る事ができた。私は窓際で、夏希くんが通路側に座った。
「怖くないか?」
「この席なら、夏希くんしか座らないから大丈夫…だと思う…」 「やばくなったら言うんやで…」
「うん…」
しばらく外を見ながら夏希くんと話していたけど、三つ目の駅でたくさんの人が乗ってくると、段々心臓の鼓動が早くなってきて、身体が震えてきた。 「夏希…くん…」
「やばいか?」
「ちょっと…」
夏希くんは何も言わずに、私を抱き寄せて頭を撫で始めた。私も彼にされるがままにしていたら、段々不安感が薄れていった。
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