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希望に咲いた花束 1

[605]  神様の親戚  2008-07-15投稿





『恵美、俺…好きな人が…できたんだ。』











その言葉を、私は家の近くの公園で勇人に言われた…。

















私にとって勇人は、



とても大事な存在で…



ううん。彼がいないと私はここにいられなくて…。





…生きていられなくて…









だから…








私は全てリセットしたかった…










午後六時半


私はゆっくりと、下を向いて歩いていた。







(何もかも…なくなった…)










大きな十字路に差し掛かり、


信号が赤になる…。







(勇人がいない……もう何も意味はないよ…)



私は思わず…道路に飛び出した。
















ドン!!
























(…あれ?)












気がつくとそこは、




先程の公園だった。













(どうして?)






まるで車にはねられた事が、夢だったかの様に…








(…夢…見てたのかな?)












私は公園の真ん中にある時計を見た…







(5時40分…勇人と別れた後だ…)












私は勇人と別れる事のショックで、気が動転していたんだと思った…












……













正直な所…




少しほっとした…






そしてまた私は家に帰る途中、











あの信号を…青で渡って家に帰宅した。








つづく

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