竜に捧げる鎮魂歌[2-13]
きょとん、と目を開けたオーリュは、上の方に浮いている金髪の少年を見て自分は仰向けになっていることを知る。
「あ・・・・れ・・・?」
生きてる?
・・・てゆぅか・・・、 「・・・浮いてるっ!!!?」 そう、オーリュの身体は地面から数メートルのところでふわふわ浮いていた。 「大丈夫!?オーリュ!!」
フィディルはそう言いながらそんなオーリュの元へゆっくりと下降してくる。 動揺しているような表情の彼は、浮いているオーリュの両肩を掴んでそのまま自分と一緒にそっと地面におろした。
オーリュは地面にへたりこむ。
フィディルはというと、その横に膝をついて、彼の足やら腕やらを調べている。「怪我は・・・ないよね?どっか痛いとこある?」
「肩が少々、・・・だけど大丈夫だ。・・・お前が助けてくれたのか?」 「違う。助けようとしたけど、僕の魔術は発動しなかった。」
「・・・それはどういう・・・」「魔術の発動は精霊達の力をかりる事が多いんだ。特に自分と違う種の魔術を使う時はね。」
フィディルはあちこち調べていたオーリュの身体から手をはなすと、じっ、と彼の赤眼を見つめた。
「あ・・・・れ・・・?」
生きてる?
・・・てゆぅか・・・、 「・・・浮いてるっ!!!?」 そう、オーリュの身体は地面から数メートルのところでふわふわ浮いていた。 「大丈夫!?オーリュ!!」
フィディルはそう言いながらそんなオーリュの元へゆっくりと下降してくる。 動揺しているような表情の彼は、浮いているオーリュの両肩を掴んでそのまま自分と一緒にそっと地面におろした。
オーリュは地面にへたりこむ。
フィディルはというと、その横に膝をついて、彼の足やら腕やらを調べている。「怪我は・・・ないよね?どっか痛いとこある?」
「肩が少々、・・・だけど大丈夫だ。・・・お前が助けてくれたのか?」 「違う。助けようとしたけど、僕の魔術は発動しなかった。」
「・・・それはどういう・・・」「魔術の発動は精霊達の力をかりる事が多いんだ。特に自分と違う種の魔術を使う時はね。」
フィディルはあちこち調べていたオーリュの身体から手をはなすと、じっ、と彼の赤眼を見つめた。
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