(ID:36643) - 携帯小説！(PC版)

二人のケンカを眺めながら、山下さんにいつプレゼントをわたそうかと考えていた。
そしてなにより、どんな言葉を言おうか悩んでいた。

しばらくして、仲直りしたのか正木達が近づいてきた。
正木「待たせて、ごめん。で？」
最後の一言は、明らかに私に約束を果たしたかどうかの確認だった。
私が小さい声でまだだと伝えると、雫ちゃんを連れ少し離れた。

このタイミングで、プレゼントを渡し、思いを伝えるのかと思い緊張してきた。

きっと、声は震えていたに違いない。

私「あのさ、山下さん。これ…クリスマスプレゼント」
と小さな包みを差し出す。山下さんからも、プレゼントが差し出された。
言わなきゃ…言わなきゃ…

私「あの…他に…す、好きな人ができるまで…側にいてくれないかな？」
山下さんの顔を見ることができぬまま、やっとの思いで伝えた。
それでもなんとか山下さんが、小さく頷いたのを確認できた。

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