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あの時の少年

[351]  たんぽぽ  2008-07-22投稿
毎日毎日地面を見てた。
家では叫び声、怒鳴り声、泣き叫ぶ声、喧嘩。
夜になると家から逃げる暮らしをした。
怖くて怖くて逃げ出す日々。
何でこんなに不幸何だろうと毎日思った。
他人が羨ましかった…。
家族で遊びに行った話し…。
僕に家族は居なかった。
僕には暖かさ何てなく冷たさや怒りしかなかった。
暴力や血や泣き叫ぶ声を聞いて思った。
もぉ仕方ないと…。
僕は夜が好きになった。
静かで、月や星が綺麗だ、虫の声も夜の匂いも…。
コンクリートで寝るのもなれた…。
でも胸が引き裂かれるような痛みがある。
淋しい…。
涙が止らない…。
僕はある日、夢を見ました。
そこには女神様のような人が居て、願いを1つだけかなえると言いました…。
僕は涙が出ないように強くして下さいと言った。
女神様はこう言いました。
辛くて淋しいときは笑いなさい…。
僕はその日から辛いときも淋しいときも笑った。
涙が止らないときも笑った。
星が今日も綺麗だな。

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