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突然の通り雨

[493]  ダッキング  2005-11-04投稿
りさと出会ってから一週間後。わたるは合コン会場に向かっていた。この日はバイトが残業で約束の時間に間に合わなかったので急いで居酒屋に向かっていた。30分ほど遅れて店に到着して中に入るとモデルのような店員さんが大きな声でいらっしゃいませと迎えてくれた。どこかで見たことのある顔だと思いよく顔を見てみるとりさだった。わたるは自分の体に鳥肌が立つのがわかるくらい驚きを感じた。
わたる『りさちゃんだよね?俺のこと覚えてる?』
りさ『すごいビックリしました!!!!覚えてますよ!この前は本当に助かりました!』
わたる『いいよいいよ!きにしないで!そんなことよりこんなとこで会うとは思わなかったわ。マジビビったし!』
りさ『ホント偶然ですね☆飲み会ですか?』
わたる『うん…。合コンなんだ。』
りさ『そうなんですか!楽しんでいってくださいね☆』
そうゆうとりさは仕事に戻っていった。わたるは合コンに来るような軽い男に見られたかなと思いながらも仲間達の待つテーブルについた。いつもはどの子をお持ち帰りするかで頭が一杯のはずが今日は全く違った。それはまた、りさと会えたことの喜びでいつもと違う思考になっていた。この時わたるはまだ自分が恋に落ちていることに気付いていなかった。

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