携帯小説!(PC版)

[282]  一月  2008-07-23投稿
目覚めなければ
あなたといれたの?

あの夏の日は
ただの幻

恋しい想い
胸を焦がして

二度と戻らない
過去を見送る


雪は大地を白く染めて
凍てついた窓辺に
息も凍る

あなた以外の温もりなど
欲しくはない

それならいっそ
死をください


近くにいた夏の青空は
今は遠く白く濁っている

あなたは今何をしてるの
私は今でも想ってるよ


あの夏は遠い夢幻
そんなこと言われなくても気付いてる

だけどね
信じたくもないから
今まで見て見ない振りをしてきたの


本当はわかってる
この恋が終ってることも
あなたがもう戻らないことも
だって次に来る夏は
あの夏とは違うもの


せめて夢の中では
逢いたくて
私は恋の屍を抱いて
今宵も祈りながら
眠りにつくの

美しい結晶で固められた
夏の日のあなたを
愛してる…

感想

感想はありません。

「 一月 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス