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獄式瞑想-舌切り雀-

[446]  白焔-HAKUEN-  2008-07-23投稿

-序章-prologueA

「ねぇ…知ってる?」

「知ってる…って何を?」

「シタキリ様だよ」

「シタキリ…様?」

「そう。放課後の校舎で出るんだって。
生徒の舌を切って回るらしいよ」

「所詮、都市伝説とかの類じゃないの?」

「ホントにいるんだよ。
実際、西高の生徒が舌がない死体で見つかってたの知らない?
ニュースとかになったんだけど…」

「死に方までは知らないけどさ…たしかにあったね。そんな事件」

「この話しを聞いたら、
24時間以内に他の人に言わないと…シタキリ様に舌を抜かれるんだってさ」

「え…?」

静かな校舎にその悲鳴は響き渡る…










-序章-prologueB

暑い陽射し。
昼休みの教室は生徒の話し声と熱気で溢れてた。

私は一人、最近話題の都市伝説。
【シタキリ様の話】
について考えてた。

「魅月(みづき)〜…?
何、辛気臭い顔してんのよぉ」

「うっさいなぁ。
またスノウの出番かも」

「んじゃ今日の放課後にでも顔出しとくか」

この二人、魅月と呼ばれた少女とその友達、唯那
(ゆいな)はスノウと呼ばれる探偵事務所(?)で
働いている。

続く…to be continue.

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