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英雄育成学園魔法学科武術家志望者奮闘記・六

[316]  難波 五郎  2008-07-23投稿
木材を切り出し住宅建設地へと運ぶ(ほとんどキーが持って行ったんだけど…)夕方には必要な木材の移動は終わった。

「みなさんありがとう。今日はこのくらいでまた明日宜しくお願いします」

キーは俺達に礼を言ってその日は解散になった。

「いやぁキーさんたいしたもんだね」

「じゃキーさんまた」

キーは大きく手を降って村人達を見送った。その姿を見て、俺はもう村に、人々に馴染んでいるガーディアンに興味をもった。ガーディアンは金で雇われ、自分達の生き方を変えないもの…それはこの世界の常識。そのハズがこの男は村に溶け込もうとしている。

「…ぉ…ぉぃ…おーい」

俺は[はっ]と我にかえった。目の前にはキーの顔があり思わず飛びのいた。

「どうした。帰らないのか?」

「あんたはガーディアンなのに威張らないんだな」

「威張る?…いいか、俺はこの村を護る為に此処に来たんだぜ。護るって事はこの村の生活を守るって事、人々を護るって事だろ?そんな奴が我が物顔でハバきかせてたら守ってる事にはなんない、むしろ壊していることになる。それじゃ俺の来た意味ない」

キーは俺の頭を乱暴に撫で回し笑みを浮かべて言った

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