ブルースカイ・スカイブルー 第3話
「キャプテン!『ドラゴンの巣』までどのくらいかかる?」
出発早々昼寝し始めたキャプテンを無理矢理起こした。
「…あのなぁソラ、いつ着くか?なんて聞くだけ無駄だ。空は何が起こるか分からないからなぁ……、…おやすみ…」
聞くだけ無駄。確かにそうだ。この適当な船長に質問するのが間違っていた。
「『ドラゴンの巣』までは3週間くらいかかるわ。着くまでにいろんな街に立ち寄るし『世界のゴミ箱』にも行くから退屈はしないと思うわよ」
話を横で聞いていたマミーはキャプテンに毛布をかけながら答えた。
マミーはいわゆるオカマの方だがとても気がきく。これからの予定もできるだけ詳しく話してくれた。
『ドラゴンの巣』は文字通りドラゴンが巣にしている島(宙に浮く島)でそこにあるお宝を探しに行く予定だ。
『世界のゴミ箱』とは地上にぽっかり開いたバカでかい穴の事で自然にできたのか人工的なものなのかそれは誰にも分からない。底が見えないほど深い穴らしい。
世界の常識では神様がつくったということになっているが…真実は誰にも分からない。
世界中の人間がそこにいらなくなった物や人の亡骸を捨てにくる。
「へぇ〜元将軍だけあって物知りだな!」
そう言った瞬間ソラはガクンと膝から崩れ落ちた。
マミー元将軍の拳が的確にソラの顎を打ち抜いていたのだ。
「ソラ?それは、禁句…でしょ!」
マミーことハウィード元将軍はある王国の全部隊を仕切る将軍で鬼の将軍と呼ばれていた。
その名を聞くだけで敵国の兵は身を凍らせ戦意を失う。それは噂ではなく真実であり今では伝説と化している。
「あ、そんなことよりソラ、ちゃんと『空賊』の見張りしといてよ」
快適な旅路を邪魔するやつがいるとすればこの『空賊』だ。
最近は特に多く金品の強奪や船の乗っ取りは日常茶飯事である。
「…は、はい…分かりました…マミー様…」
ソラはふらふらとしながら立ち上がり船の窓から外を見た。
………………
「マミー?ものすごくでかい船がこっちに向かって来てるけど…」
マミーはどれどれ?と言いながら外を見た。
「あれはメアリー・ゴールドの船じゃない!?」
突然大きな声を出し表情が一変したマミーはキャプテンを叩き起こした。というより殴り起こした。
出発早々昼寝し始めたキャプテンを無理矢理起こした。
「…あのなぁソラ、いつ着くか?なんて聞くだけ無駄だ。空は何が起こるか分からないからなぁ……、…おやすみ…」
聞くだけ無駄。確かにそうだ。この適当な船長に質問するのが間違っていた。
「『ドラゴンの巣』までは3週間くらいかかるわ。着くまでにいろんな街に立ち寄るし『世界のゴミ箱』にも行くから退屈はしないと思うわよ」
話を横で聞いていたマミーはキャプテンに毛布をかけながら答えた。
マミーはいわゆるオカマの方だがとても気がきく。これからの予定もできるだけ詳しく話してくれた。
『ドラゴンの巣』は文字通りドラゴンが巣にしている島(宙に浮く島)でそこにあるお宝を探しに行く予定だ。
『世界のゴミ箱』とは地上にぽっかり開いたバカでかい穴の事で自然にできたのか人工的なものなのかそれは誰にも分からない。底が見えないほど深い穴らしい。
世界の常識では神様がつくったということになっているが…真実は誰にも分からない。
世界中の人間がそこにいらなくなった物や人の亡骸を捨てにくる。
「へぇ〜元将軍だけあって物知りだな!」
そう言った瞬間ソラはガクンと膝から崩れ落ちた。
マミー元将軍の拳が的確にソラの顎を打ち抜いていたのだ。
「ソラ?それは、禁句…でしょ!」
マミーことハウィード元将軍はある王国の全部隊を仕切る将軍で鬼の将軍と呼ばれていた。
その名を聞くだけで敵国の兵は身を凍らせ戦意を失う。それは噂ではなく真実であり今では伝説と化している。
「あ、そんなことよりソラ、ちゃんと『空賊』の見張りしといてよ」
快適な旅路を邪魔するやつがいるとすればこの『空賊』だ。
最近は特に多く金品の強奪や船の乗っ取りは日常茶飯事である。
「…は、はい…分かりました…マミー様…」
ソラはふらふらとしながら立ち上がり船の窓から外を見た。
………………
「マミー?ものすごくでかい船がこっちに向かって来てるけど…」
マミーはどれどれ?と言いながら外を見た。
「あれはメアリー・ゴールドの船じゃない!?」
突然大きな声を出し表情が一変したマミーはキャプテンを叩き起こした。というより殴り起こした。
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