shy boy ?
泣いている吉川を見て、オレもすっかり動揺してしまった。
「お、おい、大丈夫か!?」
「…ごめん…」
やってしまった…。慰めもせず、いきなりあれで泣き止むわけがない。
「…止めようかな、フルート…」
その言葉を聞いてオレは無意識のうちに言った。
「それは違うだろ」
「え…?」
「そんな簡単に止められるようなもんなのかよ」
「簡単って…」
「泣くほど好きなんだろ、フルート。一回ダメだったぐらいで諦めていいようなもんじゃねぇって」
「…」
「オレはお前みたいに好きなことないからさ…凄い羨ましいんだよ。それをすぐ止めるとか言われると、正直腹立つ」
「…」
「…ごめん、言い過ぎた…」
「ううん…」
吉川が落ち着いてから店を出て、近くの公園に行った。お互い黙ったままで、気まずい空気が流れる。
「…やっぱり、フルート続けるよ」
「そっか…」
「ありがと」
「いや別に…」
照れくさくて否定しようとした瞬間だった。
「?!」
吉川がオレにキスをしてきたのだ。あまりに突然で何が起きたのか理解できない。吉川がゆっくり唇を離した。
「……」
「お、おい、大丈夫か!?」
「…ごめん…」
やってしまった…。慰めもせず、いきなりあれで泣き止むわけがない。
「…止めようかな、フルート…」
その言葉を聞いてオレは無意識のうちに言った。
「それは違うだろ」
「え…?」
「そんな簡単に止められるようなもんなのかよ」
「簡単って…」
「泣くほど好きなんだろ、フルート。一回ダメだったぐらいで諦めていいようなもんじゃねぇって」
「…」
「オレはお前みたいに好きなことないからさ…凄い羨ましいんだよ。それをすぐ止めるとか言われると、正直腹立つ」
「…」
「…ごめん、言い過ぎた…」
「ううん…」
吉川が落ち着いてから店を出て、近くの公園に行った。お互い黙ったままで、気まずい空気が流れる。
「…やっぱり、フルート続けるよ」
「そっか…」
「ありがと」
「いや別に…」
照れくさくて否定しようとした瞬間だった。
「?!」
吉川がオレにキスをしてきたのだ。あまりに突然で何が起きたのか理解できない。吉川がゆっくり唇を離した。
「……」
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