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運命 3

[112]  さくら  2008-07-26投稿


『ファイトー!』

部員達の声が響くコート内。


あたしはボールの空気入れに集中。



(部員の人達ともなかなか打ち解けらんないし…本当辞めよっかなー)


男好きのわりに奥手だったあたしは1ヶ月経った今も部員と打ち解けられてなかった。




「あのー…」



誰だよ集中してんのに、と上を見ると


「こわっ!…あのさぁボールもらってい?」


「…こくん」あたしはうなづいた。


(こわっとか言われた。むかつくーなんなんだよ)


とは言えないけど黙って渡した。



「サンキュ!」



と、すぐ走ってコートに戻っていった。



(あの人…えーと…清水先輩か。なかなか覚えらんないんだよね)


部員の名前はすぐ覚えられたんだけどなかなかその清水先輩が覚えられなかったんだ。

その日あたしは清水先輩に注目した。



「慎!今日調子いいな」



「そうか?あの子と何かあったのかよ」


「は?ん〜まぁ…」


「にやついてんじゃねーよ。いいなぁ清水は顔良いわけじゃねーのにモテるな」


「うるせー!」


「ギャハハ」

清水先輩と仲がいい大野先輩。彼といる時清水先輩はよく笑ってる。


(清水先輩彼女がいるんだー。部員の恋愛事情もマネージャーとしては知っておくべきかな?まぁいいや)



キャプテンや、副キャプテン以外で初めて話しかけてくれたのが清水先輩。そう


それが…慎。


清水 慎。



いつも笑ってた…


清水 慎。

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