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運命 4

[116]  さくら  2008-07-26投稿


それから何ヵ月からするとさすがのあたしも部員たちと仲良くなれてきた。


その中でもテニスが上手い宮崎先輩はよく話しかけてきてくれた。


宮崎先輩は部員の中でもカッコいいほう。


あたしも話しかけられて嫌ではなかった。


「木下!部室に新しいボールあるんだけど……」


「あぁ取りにいきますよ。暇だし…」


「いや違うんだ!一緒に取りに…行ってもいいかな?」


「?…いいですけど宮崎先輩は練習いいんですか?」

「今から個人練習だし大丈夫大丈夫!行くか!」


(ボールたくさんあるのかなー…あたし1人じゃ持てないから来てくれるのかな。)






特に会話もなく部室に着いてさっさとボールの箱を運びだす事にした。


「あの!!」


「え?」


「…アドレス教えてくれないかな…木下の」


びっくりしたあたしは目を丸くして宮崎先輩を見た。

「ダメ…かな?」


「いいですけど…なんか用事とかですか??なら…今…」

「あ……うん…そうなんだ!でもここじゃなんだし…アドレス…」


まぁいいやと思ってあたしは携帯を出して赤外線送信。



「いいですか?」


「ありがとう!今日俺メールするから」




(なんなんだよこの人。まぁかっこいいし…いっか)




それから何日間か宮崎先輩とメールをするようになった。


あたしも宮崎先輩の気持ちには気付いて…だんだんと気になりはじめてたんだ。




「龍先輩!これは…」

「これはあっちだよ。」


いつしか宮崎先輩を頼るようになっていた。名前でも呼び始めたんだ。


そんなあたしの変化にほかの部員達も気付いていた。




「なぁ…木下って宮崎と付き合ってんの?」


そう聞いてきたのはキャプテンだった。


「違いますよ!付き合ってませんよ!」


「そうなの?俺らん中で噂だよ?宮崎と木下付き合ってんじゃないのかって。それに……」


「確かに仲は良いですけど違います。それに宮崎先輩に聞いてみたらいいじゃないですか」
と強く言った。


「わかったわかった!でもさ宮崎が言ったんだよ。俺が聞いたら、付き合ってるって」

耳を疑った。

と同時にあたしは走った。


「木下!?」



泣きたくなかったのに涙が溢れた。

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