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あなただけに..

[296]  りの  2008-07-27投稿


「はあ〜まじ学校だりぃ」

毎日のように言ってる一言。
もはや言わない日は
ないくらい。
大体なんで学校なんか
行かなきゃなんねぇんだよ。
めんどくせぇ。

-楠木 蘭-17歳

高校2年にギリギリ上がることができた。
別にあたしは留年して
退学でも良かったんだけどね。
うちの高校は留年すると即刻退学にされる。
だからあたしの友達のほとんどは留年して退学してった。あたしは本当ギリギリ。
あと1回でも休んだら退学になってたらしい。

「ら〜んっ♪」

「あ?なんだよ」

「うわっ!!今日も機嫌悪いねえっ」

「んなことねぇよ」
友達のミキ。
あたしの一番の理解者。
あたしはミキを裏切ることは死んでもしない。
それなのにあたしはミキに冷たくしてしまう。
ごめん…ミキ。

「また学校がダルいとかでしょ?それより今日みんなで集んない?」

「おっ!いいねぇ!」
今までムカついてたことが一気に吹っ飛んだ。
「本当に蘭は〜!この一言だけで機嫌直っちゃうんだからっっ!!」

そりゃあ機嫌も直るさ。
あたしはイツメンが
大好き。初めて"仲間"って思えた奴等なんだから。

「酒でも買ってくか♪」

やべぇ。本当テンション上が
る!
「どこ集合?」

「いつもの川原!」
ミキが笑顔で答えた。
「じゃ〜行くか!」

「え!今からっっ!?」

「善は急げっつ〜だろ★」
そう言いあたしはスクバを持ち教室を出た。

「ちょっ…待って!!」
そう言いミキも後をついて来た。

「ミキ今日バイク?」

「一応バイクで来た★」

「おっしゃ!飛ばすか!」
そう言い昇降口を出ようと歩き出した。

「どこに行くのかな?」
突然背後で声がした。
この声は…
担任の通称"ゴリ"だった。
ゴリの声はの太く、まずがたいがいい。捕まったらアウトだ。いや…もうアウトかもしれない。


「ミキ……」

あたしはミキを小声で呼んだ。

「なっ…何?!」
ミキは我に返ったように
声を出した。

「逃げんぞっっ!!!!!!」

次の瞬間あたし達は
ダッシュで走り出した。

「待あてぇぇぇ!!」

ゴリが追いかけてくんのが分かった。きっとものすごい形相で追いかけてきてるのだろう。しかしそれを確かめる余裕はない。

"捕まったら終わる!"

あたし達はバイクが置いてある場所まで必死に走り
やっとのことでバイクに
またがった。

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