Ticket?
もしかして不器用なの?
伝えて、はっきりと。
貴方の想いがすぐそこまで近づいている。
〜Ticket?〜
あの日から、私は特急にしか乗っていない。
理由はハッキリしている。
あの駅についたら、降りてしまいそうだから。
弱い自分に、情けなくなった。
思い出にするにはまだ鮮やかすぎて、落ち込むにもまだ理由が足りなくて。
なんだかモヤモヤした日々を過ごしている。
ただ、あの日の両想い切符と藍色のビー玉が私の手の中にあるだけ。
ただそれだけ。
突然できた休日。
ゆっくりした朝を過ごした。
洗濯をして、掃除をして。
そんなとき。
弱々しい光が私の瞳をかすめた。
『また…か。』
それは紛れもなく、藍色のビー玉の光だった。
彼が呼んでいる。
そんな気がした。
『……よしっ』
思ったより軽い私の足は、あっという間にあの駅へと向かわせた。
彼がいるとも分からない。
けどいると確信している、あの駅へ。
NEXT...
伝えて、はっきりと。
貴方の想いがすぐそこまで近づいている。
〜Ticket?〜
あの日から、私は特急にしか乗っていない。
理由はハッキリしている。
あの駅についたら、降りてしまいそうだから。
弱い自分に、情けなくなった。
思い出にするにはまだ鮮やかすぎて、落ち込むにもまだ理由が足りなくて。
なんだかモヤモヤした日々を過ごしている。
ただ、あの日の両想い切符と藍色のビー玉が私の手の中にあるだけ。
ただそれだけ。
突然できた休日。
ゆっくりした朝を過ごした。
洗濯をして、掃除をして。
そんなとき。
弱々しい光が私の瞳をかすめた。
『また…か。』
それは紛れもなく、藍色のビー玉の光だった。
彼が呼んでいる。
そんな気がした。
『……よしっ』
思ったより軽い私の足は、あっという間にあの駅へと向かわせた。
彼がいるとも分からない。
けどいると確信している、あの駅へ。
NEXT...
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