携帯小説!(PC版)

過ち

[196]  ふく  2008-07-29投稿
咎める言葉なら聞く覚悟は出来ていた

少しの軽い思いがあなたを傷付けた
あなたの笑顔の裏に隠された本当の思いが私の胸に突き刺さる
必死に隠そうとするあなたの優しさが私を苦しめる

責めてくれていいのに
強い言葉で冷たい言葉で私を叱ってくれていいのに
もう前のようには戻れないとお互い分かっているはずなのに

自分の過ちだって十分に分かっている
交わす言葉にも触れる指先にも薄れていく愛を感じる
目の前に迫って来る終わりに怯えて今もこうしてあなたと居る

許されるはずもないのに
あなたの隣に居る資格さえないのに
どんな表情をすればいいのか
どんな言葉をあなたに投げ掛ければいいのか
もうどうしていいのかも分からない

本当はあなたしかいないのに
こんな私に優しくしてくれるあなたに何を言えばいい
どうやって傷を埋めればいい

あなたの苦しみに比べれば私の苦しみなんかちっぽけなはずなのにこんなにも締め付けられる

笑ってみるけど罪悪感で上手く笑えない
今更後悔するなんて自分勝手だから
開き直る事も出来ないから
ただ目を閉じてあなたの言葉を待つ事しか出来ない

雨が止んで綺麗な青空が広がるように
いつか私の心もあなたの心も晴れるのだろうか

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