危険地帯?
午前4時、俺はあれから眠れなかった。まだお腹のあたりがズキズキ痛む。 起き上がり教室から出た。 風にあたるためベランダへ向かった。 ベランダに出ると誰かがいることに気づき驚いたがそれがアヤだと分かりホッとした。 「浩太くん…」(アヤ) アヤは驚いた。 「アヤも寝付けなかった?」(浩太)アヤはうなづいた。「……もう、やだ…早く帰りたいよ…」(アヤ) だが俺は何も言えなかった。 「お母さん達、どうしてるのかなぁ…大丈夫かなぁ……」(アヤ) 「アヤ…」(浩太) 俺は名前を呼ぶことしかできなかった。 「怖い…すごく怖い…またあの人達が襲ってきたらどうしよう…怖いよ……」(アヤ) 「……大丈夫…」(浩太) 辛かった、アヤにそんなことしか言えない。 アヤは泣きながら俺の腕にしがみついた。 俺はそっとアヤの頭に手をおいた、結局何も言ってやれなかった。 「浩太起きろ!朝!」(翔太) 外はすでに明るくなっている。 「浩太くん、少し話しがある。」(洋) 洋が俺を呼び出した。 「何?」(浩太) 洋は少し考えて話し始めた。 「今日どうするか…話しあおうと思ってる、でも夜中のこともあるし…」(洋) 「そうだな、でも一応話しあいはしたほうがいい、食料も足りなくなってきてる」(浩太) 「分かった、じゃあみんなを集めてくるよ」(洋) 俺と洋はみんなを集めた。 相変わらずAクラスの生徒は全員集まらなかったが前よりは人数が増えていた。 「で、今日は何すんの?」(洋助) 洋助が質問してきた。 「…今日は…食料集めをしたいと思ってるけど…強制はしない、夜中のこともあって不安だろうし」(浩太) だが意外にもほとんどの生徒が賛成してくれた。 「外出るのは危ないけどさ、ここでじっとしてても何も始まんないし。」(翔太) 翔太はみんなを励ますように言った。 最初にグループを決めグループごとに食料を探す場所を決めた。
感想
- 1229: まってました! [2011-01-16]
- 1697: 楽しませてもらってます。続き頑張って下さいねー! [2011-01-16]
- 1724: どうもありがとうございます [2011-01-16]
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