ソードメーカー10―?
「多分…ベイスに着いたらまず僕の遺体を探して…絶対に遺体は無いですから、探し回った挙げ句に、光の国に乗り込んでしまうかもしれません…」
ロイは肩を落としながら、また一つ小さくため息をついた。
「…そこまで、君の事を…?」
「いえ、単に親バカなだけなんです。多分、兄さん達の場合でもそうしたと思いますよ」
「兄さん…?…まさか…ジェイク―ウィンストンかね?」
「そうです。ジェイク兄さんと、後、エドガー兄さんも…ですが」
「ジェイク!?あの、この前の騎士剣術大会で優勝した!?」
今度はアリネスが、驚きの声を上げた。
「ああ、そう言えばずっと前、久しぶりに帰って来た時に、豪快に笑いながら得意気に優勝メダルを見せてたような…」
「…ロイの家族って何気に凄いのね…」
リリーは目を丸くしながら、呟くように、言った。
「…いいでしょう。ライル殿であれば、信用できる。すぐに使いを送ろう」
リグラはそう言って、その申し出を受け入れると、ライスを呼んで、
「エルダスの町に行って、ライル殿に、ロイ君が王宮で存命である事を知らせよ」
と、命じた。
「了解しました!」
ライスはそう言って敬礼すると、ロイ達の方をちらりと流し目で見つめた。
ロイは肩を落としながら、また一つ小さくため息をついた。
「…そこまで、君の事を…?」
「いえ、単に親バカなだけなんです。多分、兄さん達の場合でもそうしたと思いますよ」
「兄さん…?…まさか…ジェイク―ウィンストンかね?」
「そうです。ジェイク兄さんと、後、エドガー兄さんも…ですが」
「ジェイク!?あの、この前の騎士剣術大会で優勝した!?」
今度はアリネスが、驚きの声を上げた。
「ああ、そう言えばずっと前、久しぶりに帰って来た時に、豪快に笑いながら得意気に優勝メダルを見せてたような…」
「…ロイの家族って何気に凄いのね…」
リリーは目を丸くしながら、呟くように、言った。
「…いいでしょう。ライル殿であれば、信用できる。すぐに使いを送ろう」
リグラはそう言って、その申し出を受け入れると、ライスを呼んで、
「エルダスの町に行って、ライル殿に、ロイ君が王宮で存命である事を知らせよ」
と、命じた。
「了解しました!」
ライスはそう言って敬礼すると、ロイ達の方をちらりと流し目で見つめた。
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