易しい夜明け 39
私は懐から一枚の写真を取り出し見せた。
「この男ご存知ありませんかな?山中敦という男です。」
写真を見たとたん、寺島の顔がくもった。
「ご存知の様ですね。」
……
沈黙のあと寺島が口を開いた。
「一度だけ見かけた事があります、由美さんと高山に行った時にいた男です。」
「?どこで見かけたんですか?」
「静子さんの家から出るところを見ました。」
「そうですか。時間をとらせてしまって悪かったですね、ご協力ありがとうございました。」
「待ってください!あの…この人が何か…。」
寺島は不安そうに聞いた。
「大丈夫ですよ、何もありません。」
神奈川を後にした。
目指すは高山だ。
「この男ご存知ありませんかな?山中敦という男です。」
写真を見たとたん、寺島の顔がくもった。
「ご存知の様ですね。」
……
沈黙のあと寺島が口を開いた。
「一度だけ見かけた事があります、由美さんと高山に行った時にいた男です。」
「?どこで見かけたんですか?」
「静子さんの家から出るところを見ました。」
「そうですか。時間をとらせてしまって悪かったですね、ご協力ありがとうございました。」
「待ってください!あの…この人が何か…。」
寺島は不安そうに聞いた。
「大丈夫ですよ、何もありません。」
神奈川を後にした。
目指すは高山だ。
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