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Dragon's eye [3ー8]

[194]  ギルドギア  2008-08-05投稿
「覚醒が終わってない?」

【あぁ…その上、あいつは今人間に姿を…】

「…どうしたんだよ」

【おかしい…山頂に「奴ら」がいるのは分かるが……俺等のすぐ近くに人間の気配を感じる…】

「…はい?」

【…ていうか…真上!?】

その瞬間だった。レンの目の前の坑道の天井から、剣が突き抜け、危うくレンに刺さる所だった。
そして、その剣が光を放ち、坑道の天井が崩れ、一人の男が落ちて来た。

「いって〜!……あれ?君達だれ?」

落ちて来た男は、明らかにレンより年上だが、まだ若く、25才辺りに見える。身長は、グランより少し高いくらいだ。服装は、一般の警察官の服を想像して欲しい。それが、対に赤くなったような感じで、ボタンは付いておらず、胸、肩、手の甲、足全体、腰の一部、背中に薄茶色の鎧を付け、腕には緑色に塗られた鎖帷子が付けられていた。そして、赤いマントと赤い鉢巻をしていた。顔つきはレンに似ていて、濃い灰色の瞳をしていた。
そんな男が、レンを見るやいなや不思議そうに尋ねてきたのだ。

「君達って…俺一人しか居ませんけど?」

「何言ってんだよ少年!腰にもう一人いるじゃん!」

男は、レンの肩をバシバシ叩きながら、笑ってそう言った。

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