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Dragon's eye [3ー15]

[197]  ギルドギア  2008-08-05投稿
「じゃあ今の属性は…」

【「雷!」】

【…だな】

「…ていうかそんなこと言ってる場合じゃねぇぇぇぇぇぇ!!」

レンは、狗斬と話しながら鳳凰雷牙の雷から逃げていた。雷と言っても、所詮は作りもの。本物よりは少し遅い。と言っても、速いことには変わりないので、レンと鳳凰雷牙との距離はみるみるうちに縮まっていく。

「どうすんだよ〜!」

【え〜とえ〜とえ〜と!】

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

レンと鳳凰雷牙との距離が残り10cm程になった時、狗斬が叫んだ。

【そうだ!ゴムだ!ゴムを想像しろ!】

「ゴム!?」

【早く!】



ジャゴォォン!



鳳凰雷牙がレンに衝突した。黒い煙が上がる。

「あ〜ら〜…こりゃ少年死んじゃったかな…」

アスカは、やりすぎたと反省し、落ち込んでいた。
やがて煙が晴れた。そこには、健全とたたずむ人影があった。

「勝手に殺すな!」

レンは生きていた。とっさに巨大なゴムの盾を想像したところ、それが現実になったのだ。ゴムは電気を通さないため、鳳凰雷牙はそこで打ち消され、レンは助かったのだ。

「おぉ!少年!無事だったか!」

「無事だったかじゃな〜い!マジで死ぬとこだったっつーの!」

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