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Dragon's eye [3ー16]

[213]  ギルドギア  2008-08-05投稿
「しかし…ゴムなんてどこにあったんだ?地上に関係ないし…」

【あれじゃないのか?】

「あれじゃ分かんねえよ…」

【ほら、あれだよあれ!…ノール村の南の方に生えてる…】

「あ〜〜ゴムの木?」

【そう!それそれ!多分それから一瞬でゴムを作ったんじゃないか?】

「なるほどね…」

「何をゴチャゴチャ喋ってんだか知らないけど…まだ勝負は終わってないよ、お二人さん」

アスカは、自分を無視して話している二人(?)を見て、イラつきを感じていた。そして、それに耐えきれなくなったアスカは、そう言うと、ゆっくりと頭上で鳳凰刀を時計回りに回し始めた。

「借りるぜ…神竜…」

鳳凰刀の回転の中心部に球状に雷が溜まっていく。
気のせいか、レンには雷が徐々に紅くなっていくように見えた。
今にも弾け飛びそうなくらい雷が溜まった時、アスカが叫んだ。

【唸れ!】

「覇雷!!」

アスカの言葉と共に、紅い雷が一直線にレンに向かってきた。

「こんなもんさっきのゴムで…」

【駄目だ!レン!紅い雷は余りの熱さにゴムすらも溶かしてしまう!】

「じゃあどうすんの!?」

【知るか〜!!】

「そんな〜!」

紅い雷が、レンの目の前まで迫っていた。

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