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Dragon's eye [3ー18]

[222]  ギルドギア  2008-08-05投稿
火山の溶岩が狗斬に集まっていく。当然柄より上の部分のみだが。集まった溶岩は一瞬で冷え、狗斬は巨大な岩石の剣と化した。まだ微妙に熱が残っているのか紅く発光している。こんな物で斬られたらひとたまりもないだろう。
レンはこれを盾にして雷牙を防ぎ、構えた。

【いつの間にこんな技を…】

「さっきとっさに思いついた」

【すげぇ!】

「だろ!?」

【よっしゃあ!ドラマチックに行くぜぇ!】

「…」

【…どした?】

レンはしばらく間を置いてから答えた。

「…重い」

【…ドンマイ】

火山の一角に冷たい風が吹いた。





「とばすぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

【その意気だ!】

【気を付けろ!アスカ!】

「分かってるって!」

「「くらいやがれ!」」

アスカの鳳凰刀と溶岩を纏う狗斬がぶつかり合う。最初は互角に見えたが、徐々に鳳凰刀が押されていく。

「なんつー威力だ!」

【おまけに熱い!】

「だが!」

【負けんぞ!】

【「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」】

「雷帝鳳凰!」

アスカの言葉と共に、有り得ないほどの雷が鳳凰刀を纏う。雷で、もはや鳳凰刀が見えない。雷は、柄より下にも纏われているが、アスカは平然としている。

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