不良お父ちゃん No.2
僕が中学生になる時
3つ違いのお兄ちゃんは高校受験を迎えていた。
元々勉強好きで頭がいいお兄ちゃんと元気と無邪気が特長の僕とは言わば正反対だった。勉強もよく教えてもらった。
小学生の頃は元気な可愛い子で売っていた僕が少しリードしていたが、中学生ともなると、次第に勉強が出来るお兄ちゃんへと周囲の目も移って行った。
〜そして受験勉強〜
兄
『テレビの音小さくして』
僕
『聞こえへんやろ、こんなに小さのに』
親
『こらケンカはやめんか』
こんなやり取りを繰り越しているうちに父親が見かねて、お兄ちゃんの勉強部屋を建てた。
お兄ちゃんはそこで毎晩徹夜で勉強した。
そしてクラスでも、数人しか入れない某公立高校に見事合格。
〜おめでとう〜
でもこの勉強部屋建設が父親とお兄ちゃんの30年戦争の幕開けだったのだ。
No.3に 続く。
3つ違いのお兄ちゃんは高校受験を迎えていた。
元々勉強好きで頭がいいお兄ちゃんと元気と無邪気が特長の僕とは言わば正反対だった。勉強もよく教えてもらった。
小学生の頃は元気な可愛い子で売っていた僕が少しリードしていたが、中学生ともなると、次第に勉強が出来るお兄ちゃんへと周囲の目も移って行った。
〜そして受験勉強〜
兄
『テレビの音小さくして』
僕
『聞こえへんやろ、こんなに小さのに』
親
『こらケンカはやめんか』
こんなやり取りを繰り越しているうちに父親が見かねて、お兄ちゃんの勉強部屋を建てた。
お兄ちゃんはそこで毎晩徹夜で勉強した。
そしてクラスでも、数人しか入れない某公立高校に見事合格。
〜おめでとう〜
でもこの勉強部屋建設が父親とお兄ちゃんの30年戦争の幕開けだったのだ。
No.3に 続く。
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