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君への想い〜現実〜

[145]  ふく  2008-08-05投稿
祈りは届くものだ
四回目のコールで出たのは紛れも無い君の声
一瞬言葉に詰まる

名前を言うと君は嬉しそうな声をした
やめて欲しい
それだけで嬉しくなって正気を失いそうになる
直ぐに別の人に繋いで貰うのも何かもったいない気がしてどうにか会話を繋げた
迷惑そうな声もせずに付き合ってくれる
冗談で口説いてみたり
また飲みに行こうと誘ってみたり
もう何をやっているのか何を言っているのか分からなくなる
それでも君は相変わらずの気遣いで僕に乗ってくれる
誘いに迷いもなく答えてくれるから何となく不安がよぎった
社交辞令という言葉は良く耳にする

燃え上がり始めた想いが少し和らいでいった
君の迷惑
君の本心
自分の気持ちだけで突っ走っても何処かで君の重荷になるかもしれない

そんな時真実を隠そうと思っていたズルイ自分が崩れかけた
それでも抑えようと思ったのにもう遅かった
『俺結婚してるんだけどね』

隠してもどうしようもない
後悔しても仕方がない
これが現実

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