海の見える車窓・settled 04
嘉代は自分の中の幸一とのギャップに戸惑っていた。
「引っ越す理由も詳しく言わず終いだったからなーあの時は。」
嘉代は幸一一家の引っ越しを聞かされ大泣きした自分を思い出した。
「大泣きしたよな、嘉代ちゃん。」
今になって恥ずかしさがこみ上げてきた。
「急に引っ越すとか言うから。…?私たちどこに向かってるの?」
幸一は笑いながら答えた。
「そっか、言ってなかったな。とりあえずお袋たちに会わせたいから、ウチに来なよ。」
嘉代は幸一の両親に挨拶をしたかったので、喜んでついて行った。
駅から下り、着いたのは車窓から見えた漁村が道路を挟んで向こう側に見渡せる、2階建ての大きな一軒家だった。漁村の向こうにはただただ海が広がっていた。
「入ってよ。眺めは最高だから。」
呆気にとられた嘉代は、案内されるがまま2階の部屋へと上がった。
部屋のドアを開けると、奥の窓から海が見えた。
嘉代は駆け寄って景色を見た。
「綺麗…!すごいね!ここはこーちゃんの部屋?」
得意げに頷くと、嘉代の頭の麦わら帽子を取り上げた。
その瞬間、ふたりの目が合ってしまいしばらく見つめ合ったまま動けなくなった。
「引っ越す理由も詳しく言わず終いだったからなーあの時は。」
嘉代は幸一一家の引っ越しを聞かされ大泣きした自分を思い出した。
「大泣きしたよな、嘉代ちゃん。」
今になって恥ずかしさがこみ上げてきた。
「急に引っ越すとか言うから。…?私たちどこに向かってるの?」
幸一は笑いながら答えた。
「そっか、言ってなかったな。とりあえずお袋たちに会わせたいから、ウチに来なよ。」
嘉代は幸一の両親に挨拶をしたかったので、喜んでついて行った。
駅から下り、着いたのは車窓から見えた漁村が道路を挟んで向こう側に見渡せる、2階建ての大きな一軒家だった。漁村の向こうにはただただ海が広がっていた。
「入ってよ。眺めは最高だから。」
呆気にとられた嘉代は、案内されるがまま2階の部屋へと上がった。
部屋のドアを開けると、奥の窓から海が見えた。
嘉代は駆け寄って景色を見た。
「綺麗…!すごいね!ここはこーちゃんの部屋?」
得意げに頷くと、嘉代の頭の麦わら帽子を取り上げた。
その瞬間、ふたりの目が合ってしまいしばらく見つめ合ったまま動けなくなった。
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