Ticket LAST
透き通った声。
自然と広がる貴方の空気。
藍色のビー玉は、貴方を思い出すたびに輝くよ。
〜Ticket LAST〜
それ以上言わないで。
そんなの受け止められないよ。
「……でも。」
『わ、忘れてください!!お願いします!今のはっっ!!今までの、ことは……』
沈黙が始まった。
しかしその沈黙は、案外早く終わりを告げる。
「あの、さっきから。いや、この前から。君は勘違いをしていませんか?」
『…なにを、ですか?』
どん底の気分で言う。
「僕たち……
両想い、ですよね??」
……………は、はい?
『えっいやいやいや!ちょちょっと待ってください!私、告白された覚えありません!!』
「あれ、おかしいなぁ。」
?????
「ほら、思い出して下さい。初めて会ったあの時。僕は君に藍色のビー玉をあげたでしょう?“一番のお気に入り”と言って。」
『…あぁ、はい。』
「それが僕の告白です。」
『え。………えぇっ!?』
「もしかして……伝わって無かったですか?」
『まっ!全く伝わってません!!』
「あははっだから。だからなかなか会いに来てくれなかったんですね。」
嘘みたいに貴方は私を受け入れてくれた。
むしろ私が貴方を受け入れる前から、貴方は私を受け入れていたんだ。
分かりづらい告白も。
逃げてきた時間も。
今では凄く愛しく見える。
それは今、貴方が隣で笑っていてくれるから。
「“まさか”とは思ってたんです。」
『え?』
「君、鈍感そうだから。」
ほら、また。
貴方はまるで子供みたいに笑う。
ドキッとさせるには、まだ時間がかかりそうです。
「大好きを、ありがとう。」
『こちらこそ、ありがとう。』
...END
※アトガキ※
もし奇跡的に読んで下さった方がいたら、ありがとうございます!
作者の あいな です(^^)
もしよろしければ感想をお願いします♪
自然と広がる貴方の空気。
藍色のビー玉は、貴方を思い出すたびに輝くよ。
〜Ticket LAST〜
それ以上言わないで。
そんなの受け止められないよ。
「……でも。」
『わ、忘れてください!!お願いします!今のはっっ!!今までの、ことは……』
沈黙が始まった。
しかしその沈黙は、案外早く終わりを告げる。
「あの、さっきから。いや、この前から。君は勘違いをしていませんか?」
『…なにを、ですか?』
どん底の気分で言う。
「僕たち……
両想い、ですよね??」
……………は、はい?
『えっいやいやいや!ちょちょっと待ってください!私、告白された覚えありません!!』
「あれ、おかしいなぁ。」
?????
「ほら、思い出して下さい。初めて会ったあの時。僕は君に藍色のビー玉をあげたでしょう?“一番のお気に入り”と言って。」
『…あぁ、はい。』
「それが僕の告白です。」
『え。………えぇっ!?』
「もしかして……伝わって無かったですか?」
『まっ!全く伝わってません!!』
「あははっだから。だからなかなか会いに来てくれなかったんですね。」
嘘みたいに貴方は私を受け入れてくれた。
むしろ私が貴方を受け入れる前から、貴方は私を受け入れていたんだ。
分かりづらい告白も。
逃げてきた時間も。
今では凄く愛しく見える。
それは今、貴方が隣で笑っていてくれるから。
「“まさか”とは思ってたんです。」
『え?』
「君、鈍感そうだから。」
ほら、また。
貴方はまるで子供みたいに笑う。
ドキッとさせるには、まだ時間がかかりそうです。
「大好きを、ありがとう。」
『こちらこそ、ありがとう。』
...END
※アトガキ※
もし奇跡的に読んで下さった方がいたら、ありがとうございます!
作者の あいな です(^^)
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