反貴族戦記4
闘技場まで後少しの所まで来た。
それまでにいくつか町に寄った。流石に、行く先々で貴族兵には会わなかった。
2つ気付いたことがあった。
一つはラィナ、こいつアホだがアホじゃない。
社会的にはアホだが、学力は上の上。かなり頭がいい。
歴史を聞いた時、真っ先に答えたのも、ラィナだった。
2つ目、俺は戦闘になると、人格が変わるらしい。
本当か?自分では何の違和感も無いのだが。
さて、そうこうしてる内に、闘技場に着いた。
多分、かなり少ない読者さんもいい加減キャラの声が聞きたいだろう。喋ろう。
「やっと着いたね。」
前に寄った町でもらった食糧がたっぷり入った袋を片手にラィナが言った。
「これがレジスタンス本拠地――」
呆気にとられた。闘技場と言うより、一つの城だった。外壁は鉄板で固められ、錆びが全くなく、夜空の星を映していた。
「えっと・・入り口は―」
ラィナが探そうとしたとき、声がした。
「やっと来たね・・」
気配は全く無かった。
反射的に身構える。
「おいおい、私は敵じゃないぞ。そんな目で睨まないでよ。」
そこにはやや背の高い、黒い長髪のポニーテールの黒いロングコートにやたらでかい熊のアップリケの着いたシャツを着て簡素なジーンズを履いて、二本の太刀を腰に差した女がいた。
「驚かせたかぃ?悪かったね。
私がこのレジスタンスボス、鵺(ぬえ)だよ。」
「あんたが?あの『覇王の右腕』か?」
「やめてくれ。昔の名前は照れる。」
「シーファ?この人なの?」
「そうだ。この人がレジスタンスボス、『覇王の右腕』鵺だ。」
「そっちのコは?」
「ラィナ。アホの大食漢。品は無いが、一応女だ。」
「ずどん。(シーファの頭をハンマーで殴る)」
「ヨロシク〜。鵺さん。この将来ハゲるであろうお兄さんはシーファ。戦闘だと人格変わるけど、後はフツーだから。」
「まぁ、名かに入りな。」
「痛いですね・・・ラィナ。倍にして返します・・・。」
こうして、レジスタンスに仲間が二人増えた。
それまでにいくつか町に寄った。流石に、行く先々で貴族兵には会わなかった。
2つ気付いたことがあった。
一つはラィナ、こいつアホだがアホじゃない。
社会的にはアホだが、学力は上の上。かなり頭がいい。
歴史を聞いた時、真っ先に答えたのも、ラィナだった。
2つ目、俺は戦闘になると、人格が変わるらしい。
本当か?自分では何の違和感も無いのだが。
さて、そうこうしてる内に、闘技場に着いた。
多分、かなり少ない読者さんもいい加減キャラの声が聞きたいだろう。喋ろう。
「やっと着いたね。」
前に寄った町でもらった食糧がたっぷり入った袋を片手にラィナが言った。
「これがレジスタンス本拠地――」
呆気にとられた。闘技場と言うより、一つの城だった。外壁は鉄板で固められ、錆びが全くなく、夜空の星を映していた。
「えっと・・入り口は―」
ラィナが探そうとしたとき、声がした。
「やっと来たね・・」
気配は全く無かった。
反射的に身構える。
「おいおい、私は敵じゃないぞ。そんな目で睨まないでよ。」
そこにはやや背の高い、黒い長髪のポニーテールの黒いロングコートにやたらでかい熊のアップリケの着いたシャツを着て簡素なジーンズを履いて、二本の太刀を腰に差した女がいた。
「驚かせたかぃ?悪かったね。
私がこのレジスタンスボス、鵺(ぬえ)だよ。」
「あんたが?あの『覇王の右腕』か?」
「やめてくれ。昔の名前は照れる。」
「シーファ?この人なの?」
「そうだ。この人がレジスタンスボス、『覇王の右腕』鵺だ。」
「そっちのコは?」
「ラィナ。アホの大食漢。品は無いが、一応女だ。」
「ずどん。(シーファの頭をハンマーで殴る)」
「ヨロシク〜。鵺さん。この将来ハゲるであろうお兄さんはシーファ。戦闘だと人格変わるけど、後はフツーだから。」
「まぁ、名かに入りな。」
「痛いですね・・・ラィナ。倍にして返します・・・。」
こうして、レジスタンスに仲間が二人増えた。
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