海の見える車窓・settled 05
「あー、あのホラ…私のアパートからも見れるかなぁ。こんな景色。」
嘉代の言葉でふたりは目線を逸らした。
幸一は「麦茶」をとってくると言い、部屋を出て行った。
幸一の部屋には小学校の卒業式の日に撮った、嘉代と幸一のふたりの写真があった。
嘉代は大泣きしたまま写真に写っており、幸一は笑いながら嘉代を撫でている。
それを見て嘉代はひとりで顔を赤らめてしまった。
麦茶を飲みながら、幸一が引っ越した経緯や、嘉代が引っ越した経緯などを話した。
幸一一家が引っ越した理由に、病気を抱えた妹を養生させることがあった。
「最期まで病院だった。隣にアイツの部屋も用意されてて、中学に上がったらこっちに来る予定だった。」
隣の部屋には、住人に使われることが無くなった家具が、しっかり掃除されて残っていた。
幸一は遙か昔の話をするかのように穏やかな、どこか吹っ切れた表情で話していた。
「何でお前が泣くんだよ。」
幸一は微笑みながら嘉代を撫でた。
嘉代はいつの間にか幸一の腕を借りて泣いていた。
泣き疲れて眠ってしまった嘉代は、幸一の部屋に差し込んだ鮮やかな西日の眩しさに目を覚ました。
嘉代の言葉でふたりは目線を逸らした。
幸一は「麦茶」をとってくると言い、部屋を出て行った。
幸一の部屋には小学校の卒業式の日に撮った、嘉代と幸一のふたりの写真があった。
嘉代は大泣きしたまま写真に写っており、幸一は笑いながら嘉代を撫でている。
それを見て嘉代はひとりで顔を赤らめてしまった。
麦茶を飲みながら、幸一が引っ越した経緯や、嘉代が引っ越した経緯などを話した。
幸一一家が引っ越した理由に、病気を抱えた妹を養生させることがあった。
「最期まで病院だった。隣にアイツの部屋も用意されてて、中学に上がったらこっちに来る予定だった。」
隣の部屋には、住人に使われることが無くなった家具が、しっかり掃除されて残っていた。
幸一は遙か昔の話をするかのように穏やかな、どこか吹っ切れた表情で話していた。
「何でお前が泣くんだよ。」
幸一は微笑みながら嘉代を撫でた。
嘉代はいつの間にか幸一の腕を借りて泣いていた。
泣き疲れて眠ってしまった嘉代は、幸一の部屋に差し込んだ鮮やかな西日の眩しさに目を覚ました。
感想
感想はありません。