携帯小説!(PC版)

MB9

[704]  アスク  2008-08-08投稿


藤山「…いいかァ、これは忠告だがよぉ…、………MBを一度経験したヤロォは誰であろうと信用すんじゃねぇ……。」

千晴「えっ?……何だよ……、それ…?」

藤山「…これは俺らのチームが調べたんだがよぉ……。」


藤山はそう言うと、
今さっき口に含んだ
カプセルを奥歯で
噛み潰し、
話を続けた。


藤山「…どうやらみんながこのゲームをやり始める時間がちょうど6時から8時頃らしくてよぉ…、まぁ…、個人差はあるけどなぁ、一日中のめり込んでるバカもザラだ…。」

千晴「それが…何なんだよ…?」


藤山「…あのゲームは人の頭をバグらせるほどよく出来ている…。一度やり始めたらそのゲームにすぐハマっちまうらしい…。」


千晴「………。」


藤山「…さらに、そのゲームの内容がシンプルにモンスターを殺(バラ)すっていうからよぉ……。ゲーム感覚で殺人だの強盗だの放火だの…平気でやっちまうバカが出てくんだよなァ………。……………場合によっちゃあ自殺行為に走るヤツもいるしよォ…。」

千晴「じゃあ……、大和のやつも…。」

藤山「お前ェがそいつに出会したのは何時頃だ?」


千晴「…確か…、もう暗かったから…、7時頃か…?」


藤山「…やっぱりなぁ……。」


藤山は溜め息をついた。


藤山「…俺がお前ェに話したいとこはそこなんだよ…。」


千晴「なっ、何だ…?」

千晴は少し嫌な
予感がした…。


藤山「…MB経験者は……、そのゲームを通さなくてもゲームをプレイしてる感覚に陥るんだ…。……そして、まるで自分がゲームの中に居るみてぇに、人に襲いかかってくんだよ……。……その時間がさっき言った6時から8時頃なんだよ…。理解したか?」

千晴「じゃあ…その時間になれば……、あいつらも……………?」



続く

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