AIT#10
二人は走るスピードを上げた。二人の考えの答えが“公園で必ず爆発する”と、いう最悪のケースに容易にたどり着けたからだ
「こうなったら、なるべく上空へ飛ばして爆発させるしかない!」
ダルは啖呵を切るような言い方をした。焦ってるからだろう。が、やはり人が多過ぎて上手く前に進めなかった
それでも何とかラジコンで遊んでいる少年達にたどり着くと
「悪い坊主!リモコン借りるぞ」
着くと同時にリモコンを子供からひったくった
「あぁ!兄ちゃん何するん!?」
当然少年は怒って来るが
「ゴメンよ。これで新しいのを買ってね。ダル!早く高度を上げて!」
エドが子供に適当にポッケからお金を渡してなだめ、ダルに促すと
「分かっている」
ダルが、力強くレバーを引く。ドンドン高く上がって行く飛行機………だが!
バキッと嫌な音が周囲にハッキリと聞えた
「あ″っ」
断末魔的声がエドの耳に入って来た
「もっもしもしダル君?もっもしかして………」
珍しくエドの声が引きつってる
「レッレバー折れた」
なんと、リモコンの上昇レバーが折れて使い物になってしまったのだ!しかも段々高度が落ちてきてる
「何だって!?」
エドが頭を抑えると、ダルは必死に対策を考えた。そして
「まだ手はある」
ダルが閃くと、河に向かって飛行機を操作した。まだ、左右の動きのレバーは壊れていなかったからだ
「そうか!河の中で爆発させるんだな。だが、反対側にも人はいるぞ」
「丁度真ん中に落とす」
ダルは簡潔に答える。ダルの考えを理解したエドは大きな声を出して
「みんなぁ!すぐに河から離れろぉ!!」
と、言ったがみんなエドを変人扱いしてその場を離れなかった
チッと舌打ちするエド。ダルもこれ以上どうすれば良いのが分らなかった。いくら河で爆発させても爆風は完全に相殺出来ない
(これは、なるべく使いたく無かったが……)
エドが腰に手を伸ばしながら思った時だった
「あれ?」
ダルの変な声が聞えてきた
「どうしたんだ?」
エドが聞くと
「操縦が効かない」
ダルの乾いた声……爆弾発言が聞えてきたのだ!!
「こうなったら、なるべく上空へ飛ばして爆発させるしかない!」
ダルは啖呵を切るような言い方をした。焦ってるからだろう。が、やはり人が多過ぎて上手く前に進めなかった
それでも何とかラジコンで遊んでいる少年達にたどり着くと
「悪い坊主!リモコン借りるぞ」
着くと同時にリモコンを子供からひったくった
「あぁ!兄ちゃん何するん!?」
当然少年は怒って来るが
「ゴメンよ。これで新しいのを買ってね。ダル!早く高度を上げて!」
エドが子供に適当にポッケからお金を渡してなだめ、ダルに促すと
「分かっている」
ダルが、力強くレバーを引く。ドンドン高く上がって行く飛行機………だが!
バキッと嫌な音が周囲にハッキリと聞えた
「あ″っ」
断末魔的声がエドの耳に入って来た
「もっもしもしダル君?もっもしかして………」
珍しくエドの声が引きつってる
「レッレバー折れた」
なんと、リモコンの上昇レバーが折れて使い物になってしまったのだ!しかも段々高度が落ちてきてる
「何だって!?」
エドが頭を抑えると、ダルは必死に対策を考えた。そして
「まだ手はある」
ダルが閃くと、河に向かって飛行機を操作した。まだ、左右の動きのレバーは壊れていなかったからだ
「そうか!河の中で爆発させるんだな。だが、反対側にも人はいるぞ」
「丁度真ん中に落とす」
ダルは簡潔に答える。ダルの考えを理解したエドは大きな声を出して
「みんなぁ!すぐに河から離れろぉ!!」
と、言ったがみんなエドを変人扱いしてその場を離れなかった
チッと舌打ちするエド。ダルもこれ以上どうすれば良いのが分らなかった。いくら河で爆発させても爆風は完全に相殺出来ない
(これは、なるべく使いたく無かったが……)
エドが腰に手を伸ばしながら思った時だった
「あれ?」
ダルの変な声が聞えてきた
「どうしたんだ?」
エドが聞くと
「操縦が効かない」
ダルの乾いた声……爆弾発言が聞えてきたのだ!!
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