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貴方への想い〜距離〜

[136]  ふく  2008-08-11投稿
手が届きそうな距離にいるのに無償に遠く感じる時がある

いつものように眠い朝
相変わらず貴方のことばかりで眠れない
そんなに日は経っていないのに長く感じる

職場の電話が鳴る
不意に時間が止まる
聞き覚えのある声
突然の貴方の移動を知らされた
何かが変わる
違う職場の同じ部署
忘れるしかないと諦めかけた想いが沸き上がる
貴方の嬉しそうな声
名乗る前に私の声に気付いてくれた
また勘違いをしてもいいのかなって頬が熱くなる
何気ない会話
お互いの少し照れた声
やっぱり貴方を忘れない
伸ばした手が少しだけ貴方の元へ届いたような気がした

顔も忘れたから会いたい
声を聞けば目の前で貴方を見たい
毎日聞ける訳でもない貴方の声を忘れないように懸命に心に刻んだ

これからもっと二人の距離が近付くことを
ただただ祈った

受話器を置いた後
手が震えていた
今日からまた貴方のせいで眠れなくなる

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