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投げ続ける弟

[485]  ケン  2008-08-12投稿
(カキーン)

監督「やっぱりダメだな。お前はピッチャーに向いてない。お前はやっぱりショートだ」

優大「待って下さいもう一回チャンスください」

監督「これだけやってこんなに打たれちゃ…なんでそんなピッチャーにこだわる」

優大「それは」

監督「まあ明日から野手組に行け」

優大「…」



優太「ただいま」

勇斗「おかえり。今日も泥だらけだな風呂わかしてるから」

優太「うん」

勇斗「どうした」

優太「なんでもない、ただピッチャーから降ろされちゃた。またマウンド戻れる用にがんばんなきゃ」

勇斗「よし受けてやるよ風呂入る前に投げようぜ」

(パンー)

勇斗「ナイスコース。確かにコントロール スピードはあるけどキレがないな」

優太「…」

勇斗「なんでそんなピッチャーにこだわるんだ内野手ならいい選手になれる。」

優太「…やっぱりその何目立つじゃん」

俺はわかってる、本当は俺ために弟優太がマウンドに立っている事を。肩壊した俺の代わりに投げている。才能センスが無い事自分でもわかっているのに、本当はサッカーが好きなのに、やりたいのに。弟はこの小さな球を投げ続けている

続く

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