奈央と出会えたから。<192>
* * * * * *
今日で2度目の聖人の家――
初めて来た時は、まだ秋だった。
―“斉藤”――
そう、
1階が大家さんの“斉藤さん”の家で、
2階が聖人の家。
『あんま緊張すんなって。バカな親父だからよ。んな気ぃ遣うコトねぇから。』
『うん。』
聖人は、そう言うケド、
やっぱ初対面だもん。
緊張するよぉ。
『親父ぃ!!奈央、連れて来たぜ。』
ドッキィーンッッ☆
ま‥聖人、声大きいってばっっ!!
一瞬目を瞑ってしままったあたしは、
目を開くと同時に、
初対面の挨拶☆第一声――
『木下 奈央です!!は、初めましてっっ!!』
―予想外だった――
目の前にいる素敵な男性は、聖人のお父さん?!
その黒髪はオールバックで、しっかり固められていて、
浅黒く焼けたその顔は、なかなかのハンサム。
でもやっぱり親子。
聖人に何処となく似ている。
座っていたから身長はハッキリ分からなかったケド、
恐らくは、聖人と同じ位高いのだと思える程、
肩幅が広く、ガッチリした体格に見えた。
『こちらこそ初めまして。聖人の父親の聖司です。
聖人から、奈央ちゃんのお噂は、かねがね聞いとります。
奈央ちゃん、えらく可愛い方なんで、ビックリしましたわ。』
うっそぉ。
聖人のお父さん、
超カッコイイじゃん。
でも少し、関西弁混じってる?!
もっと“オジサン”をイメージしてたから、
あたしの思い描いてた“お父さんキャラ”とは、
あまりにも大きく懸け離れていた聖人のお父さんに、
あたしは本当に、凄く驚いたんだ。
今日で2度目の聖人の家――
初めて来た時は、まだ秋だった。
―“斉藤”――
そう、
1階が大家さんの“斉藤さん”の家で、
2階が聖人の家。
『あんま緊張すんなって。バカな親父だからよ。んな気ぃ遣うコトねぇから。』
『うん。』
聖人は、そう言うケド、
やっぱ初対面だもん。
緊張するよぉ。
『親父ぃ!!奈央、連れて来たぜ。』
ドッキィーンッッ☆
ま‥聖人、声大きいってばっっ!!
一瞬目を瞑ってしままったあたしは、
目を開くと同時に、
初対面の挨拶☆第一声――
『木下 奈央です!!は、初めましてっっ!!』
―予想外だった――
目の前にいる素敵な男性は、聖人のお父さん?!
その黒髪はオールバックで、しっかり固められていて、
浅黒く焼けたその顔は、なかなかのハンサム。
でもやっぱり親子。
聖人に何処となく似ている。
座っていたから身長はハッキリ分からなかったケド、
恐らくは、聖人と同じ位高いのだと思える程、
肩幅が広く、ガッチリした体格に見えた。
『こちらこそ初めまして。聖人の父親の聖司です。
聖人から、奈央ちゃんのお噂は、かねがね聞いとります。
奈央ちゃん、えらく可愛い方なんで、ビックリしましたわ。』
うっそぉ。
聖人のお父さん、
超カッコイイじゃん。
でも少し、関西弁混じってる?!
もっと“オジサン”をイメージしてたから、
あたしの思い描いてた“お父さんキャラ”とは、
あまりにも大きく懸け離れていた聖人のお父さんに、
あたしは本当に、凄く驚いたんだ。
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