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ワーキング・プアからの脱出 65

[445]  楽園 海風  2008-08-13投稿
2004年2月末、担当課責に、
「お世話になります。 よろしくお願い致します。」
と、頭を下げました。 そして、ハローワークに提出していたのと同じ、自己紹介書を渡し、嘱託社員採用稟議書を書いて頂きました。
3月半ば、課責に連れられて、品質保証本部長に面会しました。 採用の条件と資格についての説明を受けるためです。
月収15万円、上手く行けば20万円位提示してくれるかも知れないと、少しの期待を抱きながら、本部長に、
「よろしくお願い致します。」
と、頭を下げました。 この直後、私は体の芯から熱く成るような感激を味わいました。 提示された条件は予想を大きく超えていました。 このような高い評価を頂き、ただただ感激と感謝で胸が一杯になり、
「ありがとうございます。 ありがとうございます。」
と、頭を下げ続けました。 正確に金額を書く事はできませんが、アルバイトの年収を遥かに超え、3倍以上の金額を提示してくれました。 断る理由など微塵もありませんでした。 ただ、この会社で働けるだけで幸せと感じていたのに、破格の待遇で嘱託社員に採用して頂きました。 この感激を胸に、誰にも負けない努力を続け、目指すは正社員だけです。
私は、今でも、この時の感激を忘れていません。 そして、私を推薦してくださった、全ての方に感謝の気持ちと、受けた御恩を忘れはしません。 この温情に報いるには、仕事でお返しするしかありません。 自分の持てる力を最大限に発揮して、必死で働くしか無いと考えていました。
2004年4月、私は、この会社の嘱託社員にさせて頂きました。 心に強く描いた夢は必ず実現します。 今、私は、正社員になる事を、潜在意識にまで透徹する程の強い願望として、夢に見る程の熱意で、心に描いています。 この夢も必ずや実現するものと信じております。
私には、もう一つ大きな夢を心の中に強く描いています。 嘱託社員にさせて頂いた初日の朝、心に誓った事、それは、この会社を世界一にする事です。 その日から、一生懸命、夢に見る程、どのようにすれば、世界一の企業に、ザ・カンパニーに成れるかを考え抜きました。
つづく

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