携帯小説!(PC版)

[361]  アイ  2008-08-13投稿
夏の海に飛び出して行こう

裸足で焼けた砂浜を踏んで

真っ青な海にダイブする

海の水は少し生温くて

でもすぐにひんやりとあたしの体を包み込む

鼻をつく潮の香り

大きな海、偉大な海

母なる海

優しい波は母の手のようで

その腕に抱かれ

あたしはどこまでもたゆたっていく

熱い熱い太陽の光が

真っ白に照らして、あたしの顔を焦がしても

あたしはやっぱり嬉しくて

目を細めて空を見上げた

白い入道雲

青く澄み渡る空を

夏の空を

あたしは、ヒトだ

そのことが嬉しかった

何もかもが

嬉しかった

そんな夏の日。

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