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高校一年 最終章(イジメの終わり、また一人)

[503]  まつ  2008-08-13投稿
テニス部ではタバコを吸う人が増えていった。僕もN君に誘われて吸ってしまった。
おいしくなかったし罪悪感が出てきた。親に申し訳ない気持ちになった。
でもハマらなかった。
冬休みに入る前の終業式の放課後、公園の裏でタバコを吸っていた。
その時はN君、G君、U君、M君がいた。
しばらくしてU君が僕の自転車を壊し始めた。そしてN君とG君もそれを手伝った。ショックだった。
友達だと思っていた人に自分の大事な物を壊される。その日は泣いた。これほどきついことはなかった。
夜にはN君からゴメンのメールがきたけどもうイヤだった。
その日は色々考えたイジメられたこと、テニスをやめたこと、好きな子にフラれたこと、好きな子に嘘をついたこと、友達と思ってた人にイジメられたこと、もう全てがイヤになった。

冬休みに入り僕はずっと家にいた。
クリスマスの日、N君は彼女と過ごさないで僕とG君とバスケ部のO君と遊ぶことに決めた。
でも僕は断った。人間不信になっていた。
冬休みが終わり学校が始まった。行きたくなかった。でも親に心配かけたくないから行った。
N君とは話さなくなった。
そして新年早々イジメが始まった。前より激しくなった。先生は相変わらず止めない。先生が一言気を使って言った言葉が「死なないでね」だった。
ガマン出来なくなり親に言った。
学校の対処の仕方は適当だった。
イジメはなくなった。

そして僕は一人になった。

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